目だまの絵本
赤い目、青い目、黄色い目…いろんな色の目玉。
今回はそんな目玉が印象的なおはなしです。
おすすめしたい『目だまの絵本』をご紹介します。
【おすすめ1】あおい目のこねこ
簡潔で、テンポの早い語り口でユーモラスに物語ります。幼児のためのお話としてすでに古典の地位を獲得した作品
青い目の元気なこねこは、ねずみのくにをみつけにでかけます。途中、さまざまな困難にあっても、前向きに進んでいくこねこは、同じく、ねずみのくにを探す黄色い目の5匹のねこたちに出会い、一緒に暮らすことにします。ある日、犬に襲われた黄色い目のねこたちを助けようとしたこねこは、急に吠えた声に驚いた拍子に犬の背にとび乗ってしまいます。犬は背中に青い目のこねこをのせたまま駆け出し、そして行きついたところは……。
(出版社 より)
詳細
さく:エゴン・マチーセン
え :エゴン・マチーセン
やく:せた ていじ
出版社:福音館書店
初版発行日:1965年04月01日
サイズ:112p 22×16㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:世界傑作童話シリーズ
【おすすめ2】青い目のペサラク
イラン出身の国際アンデルセン賞受賞画家・ファルシード・メスガーリの絵本
ペサラクは生まれつき何でも青く見えました。大人たちはそんなペサラクを心配して医者に診てもらおうとしますが、ペサラクは特に困っていませんでした。ある日ペサラクの将来を心配して、親がペサラクを強引に医者のところに連れていこうとします。ペサラクは逃げ出そうとしますが……
(出版社の内容紹介より)
日本の子どもたちへ
ファルシード・メスガーリ
私は、絵をつうじて、子どもたちに願うことは、物語から各自のファンタジーをひきだしてもらうことです。子どものファンタジーを豊かにすることこそ、よい教育だと信じています。
そもそも、色と形には、それぞれの意味があります。子どもが物語の枠を越えて、色と形の世界へ想像力を駆使して、入っていけるように手伝ってやりたいと思います。
子どもが、自分の色や形を使って物語を解釈できたら、どんなにすばらしいことでしょう。今回、はじめて私の絵本が日本で出版されることを、心からうれしく思います。
(カバー見返し より)
詳細
さく:ジャヴァード・モジャービー
え :ファルシード・メスガーリ
やく:さくらだ まさこ/いのくま ようこ
出版社:ほるぷ出版
初版発行日:1984年11月15日
サイズ:24p 25.5×25.5㎝
読んであげるなら:
備考:1974年度国際アンデルセン賞画家賞受賞
【おすすめ3】だいくとおにろく
民話の語り口を生かした文章、日本の伝統的な美しい絵、すべてが子どもを満足させます
何度橋をかけてもたちまち流されてしまう川に、橋をかけるよう村人に依頼された大工が、川岸で思案していると、鬼が現れて、目玉とひきかえに橋をかけてやるといいます。いいかげんな返事をしていると、2日後にはもうりっぱな橋ができあがっており、鬼は目玉をよこせとせまります。「おれのなまえをあてればゆるしてやってもええぞ」と鬼がいうので、大工は……。日本の昔話の絵本。
(出版社 より)
詳細
再話:松居 直
画 :赤羽末吉
出版社:福音館書店
初版発行日:1967年2月15日
サイズ:28p 20×27㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品
厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
【おすすめ4】赤い目のドラゴン
「長くつ下のピッピ」の作家・リンドグレーンならではのノスタルジックなファンタジー名作絵本
ある日、ブタ小屋のかたすみで子ブタといっしょにドラゴンの赤ちゃんが生まれました。子どもたちはおおよろこび。ちょっとかわりもののユーモラスなドラゴンと、子どもの表情をいきいきと描きます。
(出版社 より)
詳細
文:アストリッド・リンドグレーン
絵:イロン・ヴィークランド
訳:ヤンソン由実子
出版社:岩波書店
初版発行日:1986年12月01日
サイズ:32p
対象年齢:幼児 、小学1・2年から
備考:
【おすすめ5】めの まど あけろ
リズミカルな詩が心地よい、谷川俊太郎のユーモラスなことば遊び絵本
「めのまどあけろおひさままってるぞみみのまどあけろだれかがうたってる……」。子どもたちが、思わず口ずさんでみたくなる、現代のわらべうた絵本。
(出版社 より)
詳細
ぶん:谷川俊太郎
え :長 新太
出版社:福音館書店
初版発行日:1984年02月15日
サイズ:24p 22×21㎝
読んであげるなら:2才から
備考:
以上、
目だまの絵本5選でした。