季節を感じる絵本【春編】引越しの絵本
待ちに待った、春になりましたね!
春といえば、ご入園やご入学、新社会人になられた方もいらっしゃることでしょう。
そして、引越しのシーズンですね。
それぞれに新しい生活に胸が膨らむことでしょう。
というわけで今回は、
おすすめしたい『引越しの絵本』をご紹介します。
【おすすめ1】ロッタちゃんのひっこし
『ロッタちゃんのひっこし』のおすすめポイント
- 幼児の心理
女の子の気持ちの変化を生き生きと描いています。親の立場からも子どもの目線からも共感できる幼年童話です。 - 周りの大人
子どもを子ども扱いせず、周りの大人たちの関わり方がおおらかであたたかく感じます。
アンデルセン賞作家リンドグレーンの傑作童話
いやな夢を見て朝から機嫌の悪いロッタちゃんは、お隣の物置へ引っこします。幼児の心理をとらえ、いきいきと描く幼年童話。
(出版社サイト より)
ロッタちゃんは、三人きょうだいの末っ子のあまえんぼう。
ある朝 いやな夢をみた ロッタは、ママにやつあたりしたあげく、おとなりの物置きにひとりで ひっこしてしまいます…。
移り気な幼児の心理や親子の絆がしっかりと捉えられ、たのしく、すがすがしく語られます。
アンデルセン賞作家リンドグレーンの傑作童話。
(カバー見返し より)
詳細
作:リンドグレーン
絵:ヴィークランド
訳:山室 静
出版社:偕成社
初版発行日:1966年12月
サイズ:124p 22×16㎝
対象年齢:小学校低学年から
備考:
【おすすめ2】かもさんおとおり
『かもさんおとおり』のおすすめポイント
- 人間との交流
かもの一家の自然との共存、人間との交流が心あたたかく描かれていて感動的です。 - ボストン
古き良きアメリカのボストンの公園や都会の街並みが描かれていて、情景が目に浮かびます。いつかボストンに訪れてみたいなぁと思わせてくれる絵本です。
かも一家の引越しを描いた心温まる絵本
かもの夫婦が巣作りによい場所を探しています。中洲が気に入った夫婦は巣を作り、8羽の小がもが生まれました。小がもたちが成長すると、かもの一家は川から公園へ引越すことにしました。お母さんと小がもたちは1列になって町の中を歩き出しましたが、道路を横切ろうとすると自動車に次々と警笛をならされました。さあ、たいへん! おまわりさんは自動車をとめて交通整理し、パトカーまで出動です。心温まるロングセラー絵本。
(出版社サイト より)
かもの一家が、川から公園へ引越しです。かもたちは1列になって町の中を歩き出しました。さあ、たいへん!おまわりさんは自動車をとめて交通整理。パトカーまで出勤です。
(出版社 より)
詳細
ぶん:ロバート・マックロスキー
え :ロバート・マックロスキー
やく:わたなべ しげお
出版社:福音館書店
初版発行日:1965年05月01日
サイズ:64p 31×23㎝
読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
全国学校図書館協議会選定「必読図書」
厚生省中央児童福祉審議会推薦
日本図書館協会選定
大阪市立中央図書館選定
【おすすめ3】フクロのひっこし クマのプーさんえほん 15
『フクロのひっこし』のおすすめポイント
- 「クマのプーさん」シリーズ
「クマのプーさんえほん」シリーズの中の一冊です。読み切りの絵本でシェパードさんの挿絵もカラーで大きく、小さなお子さんにも楽しめます。 - 美しい日本語
日本ではじめて翻訳された石井桃子さんの美しい日本語が楽しめます。
世界中で愛される「クマのプーさん」の物語。低年齢のお子さまにも楽しめる、一話読み切りの絵本
フクロの家が大風でこわれてしまったので、みんなで新しい家をさがすことになりました。イーヨーが見つけたという家へ、みんなでいってみると、なんと、それはコブタの家ではありませんか!
(出版社サイト より)
詳細
ぶん:A.A.ミルン
え :E.H.シェパード
やく:石井 桃子
出版社:岩波書店
初版発行日:1983年02月15日
サイズ:p32
対象年齢:5・6歳から
備考:「クマのプーさんえほん」シリーズ
【おすすめ4】美しい数学シリーズ 10人のゆかいなひっこし
安野光雅さんの美しい数学の絵本
美しい数学シリーズという絵本をつくるにあたって、
はじめは足し算と引き算がいい、ということになりました。安野光雅さんには、いいアイデアがありました。
絵本を開くと、左ページに家があって、こどもが10人います。
右ページには別の家の外面があって、こどもたちは左の家から右の家にひっこしていきます。
ページをめくれば、引っ越し先の家のなか。なんにんひっこししたのかな?
家の外面の絵の窓は、実際5つが開いていて(穴あきです)、こどもたちがのぞいたりかくれたり。
さて、ここにぜんぶでなんにんいるのかな?と、いくつもの引き算と足し算をすることができます。
大人は「何だろう、これ?」ととまどいますが、こどもには、これが足し算と引き算の本だと、すぐわかります。
海外7ヶ国でも出版され、日本国内とあわせて100万冊が、世界の子どもたちに読まれているロングセラーです。
(出版社サイト より)
詳細
作:安野 光雅
出版社:童話屋
初版発行日:1981年10月12日
サイズ:48p 26×21.5㎝
対象年齢:幼児から
備考:日本図書館協会選定
ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞
【おすすめ5】トヤのひっこし
モンゴルの遊牧民の引越しを描いた絵本
トヤという女の子が家族とともにひっこします。何日も歩いたある日、家畜たちがいっせいに走り出しました。なんと、美しい湖が現れ、新しい放牧地にたどり着いたのです!モンゴルの遊牧民のくらしを描いた絵本。
(出版社サイト より)
詳細
文:イチンノロブ・ガンバートル
絵:バーサンスレン・ボロルマー
訳:津田 紀子
出版社:福音館書店
初版発行日:2015年01月25日
サイズ:32p 24×31㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:世界傑作絵本シリーズ
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は、引越しの絵本をとりあげてみました。
日々の読み聞かせの参考にしていただけると幸いです。あなたのお気に入りのものが見つかると嬉しいです。
以上、季節を感じる絵本【春編】引越しの絵本5選でした。