- 1. かがくの絵本【数編】数の絵本
- 2. 【おすすめ1】はじめてであう すうがくの絵本1
- 3. 【おすすめ2】フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人
- 4. 【おすすめ3】絵とき ゾウの時間とネズミの時間
- 5. 【おすすめ4】王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいの おはなし
- 6. 【おすすめ5】算数の呪い
- 7. 【おすすめ6】ふしぎな かず
- 8. 【おすすめ7】ふしぎな たね 〈美しい数学〉
- 9. 【おすすめ8】数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜
- 10. 【おすすめ9】解きたくなる数学
- 11. 【おすすめ10】サム・ロイドのもっと「考える」パズル
- 12. 【おすすめ11】黄金比 自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話
- 13. 【おすすめ12】世にも美しき数学者たちの日常
- 14. 【まとめ】
かがくの絵本【数編】数の絵本
みなさんは算数や数学は好きですか?
数学って、一度苦手意識を持ってしまうと、なかなか克服するのは難しいですよね。
小さいうちに数に触れたり、さんすうって面白い!と思えると良いですね。
日々の生活の中で、数や算数が楽しくなるような絵本を読みきかせに取り入れてみてはいかがでしょう。
大人が読んでも、なるほど〜!と面白いので親子で是非楽しんでください。
おすすめしたい算数・数学が楽しくなるような『数の絵本』をご紹介します。
本記事で紹介した絵本はこの12冊!
- はじめてであう すうがくの絵本|作:安野光雅
- フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人|文:ジョセフ・ダグニーズ、絵:ジョン・オブライエン、訳:渋谷弘子
- 絵とき ゾウの時間とネズミの時間|文:本川 達雄、絵:あべ 弘士
- 王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいの おはなし|作:マシュー・マケリゴット、絵:マシュー・マケリゴット、訳:野口 絵美
- 算数の呪い|文:ジョン・シェスカ、絵:レイン・スミス、訳:青山 南
- ふしぎな かず|作:クヴィエタ・パツォウスカー
- ふしぎな たね 〈美しい数学〉|作者:安野 光雅
- 数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜|著:ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー、絵:ロートラウト・ズザンネ・ベルナー、訳:丘沢 静也
- 解きたくなる数学|著:佐藤 雅彦 大島 遼 廣瀬 隼也
- サム・ロイドのもっと「考える」パズル|編訳:伴田 良輔
- 黄金比 自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話|著:スコット・オルセン
訳:藤田 優里子 - 世にも美しき数学者たちの日常|著者:二宮 敦人
【おすすめ1】はじめてであう すうがくの絵本1
発見の喜びと創造の楽しさに満ちた数学の本
発見の喜び、創造の楽しさに満ちた数学の本。第1巻は、同じ絵の中からひとつだけ違う絵を見つける《なかまはずれ》、2つ以上のものがくっついたものを考える《ふしぎなのり》、整列されているものの順を導く《じゅんばん》、垂直にして比較、またそれを計測する《せいくらべ》の4つの数学の知識を学びます。
(出版社サイト より)
「数学」というと数や図形をイメージしますが、この本は「数学」の起こりである、知ること・ものの考え方への楽しみに満ちています。問いかけに耳を傾け絵を眺めながら、お子さまと気づきの驚きをお楽しみください。4才から。
数式や記号のかわりに、ウサギやカラスが登場する数学の本がほかにあるでしょうか。
数学がむずかしい、つまらないものだと思っている方がたは、この作品で考え方がかわることでしょう。
(出版社 より)
第1巻《なかまはずれ》《ふしぎなのり》《じゅんばん》《せいくらべ》
第2巻《ふしぎなきかい》《くらべてかんがえる》《てんてん…》《かずのだんご》《みずをかぞえる》
第3巻《まほうのくすり》《きれいなさんかく》《まよいみち》《ひだりとみぎ》
詳細
作:安野光雅
出版社:福音館書店
初版発行日:1982年11月20日
サイズ:104p 25×22㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:サンケイ児童出版文化賞大賞
全国学校図書館協議会選定
【おすすめ2】フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人
けっして「のうなし」ではなかったひとりの人物の物語
中世のイタリアで子ども時代をすごしたレオナルド・フィボナッチはあけてもくれても数のことばかり考えていました。そのため、ほかには能がない「のうなし」と呼ばれていたほどです。
成長して世界じゅうを旅したレオナルドは、諸国で使われていた数字、とくにアフリカで出会ったインド・アラビア数字に魅せられて、やがて、自然界にある多くのものが、ある決まった数でできていることに気づきます。かつて「のうなし」とからかわれていた少年が、フィボナッチ数列と呼ばれることになる数列を発見した瞬間です!
うさぎの繁殖に関する簡単な文章問題で現在その名を知られるレオナルド・フィボナッチは、今では史上もっとも優れた西洋の数学者のひとりと考えられています。本書は、けっして「のうなし」ではなかったひとりの人物の物語です。
(出版社サイト より)
2012年、第26回「よい絵本」に選定されました。
詳細
文:ジョセフ・ダグニーズ
絵:ジョン・オブライエン
訳:渋谷 弘子
出版社:さ・え・ら書房
初版発行日:2010年9月
サイズ:40p 28×22㎝
対象年齢:幼児から
備考:2012年、第26回「よい絵本」に選定
【おすすめ3】絵とき ゾウの時間とネズミの時間
意外なことから、動物たちの一生を考える
”体の大きさがちがったら、食べる量はどうかわるか”という問題を、いろんな体重の動物の食事量を調べてみます。体重30グラムのハツカネズミの食べる量が10グラムだとしたら、体重が3トンのゾウは1トンです。今度は、一生に心臓がうつ回数を調べると、ハツカネズミは1分間に600回、ゾウは1分間に30回。アレ……?意外な事実の積み重ねから、動物たちの生き方がくっきり見えてきます。
(出版社サイト より)
詳細
文:本川 達雄
絵:あべ 弘士
出版社:福音館書店
初版発行日:1994年04日15日
サイズ:40p 26×20㎝
読んであげるなら:—
自分で読むなら :小学中学年から
備考:たくさんのふしぎ傑作集 シリーズ
【おすすめ4】王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいの おはなし
算数が楽しくなる絵本
王さまライオンは食事会で、ケーキを出して言いました。「自分の分をとって、まわしなさい」ゾウはケーキを半分に切って、残りの半分をとなりに。他の動物たちも同じことをしたので、最後のアリには小さなかけらだけで、となりの王さまにまわせません。そこでアリは…? 算数が楽しくなる絵本。
(出版社サイト より)
詳細
作:マシュー・マケリゴット
絵:マシュー・マケリゴット
訳:野口 絵美
出版社:徳間書店
初版発行日:2010年04日17日
サイズ:32p A4変
対象年齢:5歳〜
備考:
【おすすめ5】算数の呪い
算数の呪いをかけられた女の子のとんでもない一日!
「たいていのことは、算数の問題として考えられますよ」先生の言葉で、何もかもが算数に化けてしまった女の子のとんでもない一日。
(出版社からの内容紹介 より)
朝、起きるとなにもかもが算数の問題にかわっていたら? やることが10もあるのに、バスがくるまで30分しかない。 ☞あなたは、バスにまにあいますか? シャツを3枚、パンツを2本もっている。 ☞あなたは、かっこよく組み合わせることができますか? 1時間は何分? 1つの口には歯は何本? 1つのボウルにコーンフレークスは何個はいっている?
算数の呪いをかけられた女の子のとんでもない一日!
(カバー見返し より)
詳細
文:ジョン・シェスカ
絵:レイン・スミス
訳:青山 南
出版社:小峰書店
初版発行日:1999年01日12日
サイズ:32p 29×29㎝
対象年齢:中学年から
備考:
【おすすめ6】ふしぎな かず
チェコの〈色彩の魔術師〉クヴィエタ・パツォウスカーによるしかけ絵本
1から10までの数が美しく装飾されている、アーティスティックなしかけ絵本です。
ライプチヒ国際ブックアート・ブロンズメダル〈世界で最も美しい絵本〉賞・ドイツ児童文学賞、受賞。
詳細
作:クヴィエタ・パツォウスカー
訳:ほるぷ出版編集部
出版社:ほるぷ出版
初版発行日:1991年10月30日
サイズ:28p 270×195㎜
対象年齢:幼児から
備考:1990年〈世界で最も美しい絵本〉賞を受賞
著者紹介:クヴィエタ・パツォウスカー
クヴィエタ・パツォウスカーは、1928年チェコスロヴァキアのプラハ生まれ。絵本を中心にデザイン・商業美術の世界で活躍、その独創的な色彩とデザインセンスによって〈色彩の魔術師〉と呼ばれている。1983年 BIB 金のリンゴ賞、1988年カタロニア賞大賞など、国際的な賞を数多く受賞。『ふしぎな かず』によって1990年〈世界で最も美しい絵本〉賞を受賞した。
【おすすめ7】ふしぎな たね 〈美しい数学〉
現実の世界のしくみとよく似ている、数学的な食育絵本。
この絵本は、文も絵も安野さんが書きました。
三人の数学者と相談して絵本を作るのも面白く楽しいのですが、ひとりで作るのもまたたのし。
いちばんいいのは、作者が安野さん一人なら、そんなに難しくならない点です。
「むかし あるところに なまけものの 男が すんでいました。」
そこへ仙人がやってきて、ふしぎなたねを2個くれました。いわく、
「ひとつ食べれば一年間おなかがいっぱいになり、ひとつ埋めると翌年必ず2つ実がなる。」とのこと。
男はしばらく言われたとおりにしていましたが、何年かたって(笑)、やっと気がつきます。
「今年は、2個とも地面にうめてみたら・・・」。
次の年に2個のタネは4個にふえ、1個を食べて3個を埋めました。
さて、次の年の秋には、いくつのタネがとれるでしょう。そして、その後の男の生活やいかに。
この絵本のしくみは、現実の世界のしくみとよく似ている、と安野さんがつぶやく、数学的な食育絵本。
(出版社サイト より)
詳細
作者:安野 光雅
出版社:童話屋
初版発行日:1992年08日03日
サイズ:32p 26×21.5㎝
対象年齢:小学生
備考:
【おすすめ8】数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜
数の悪魔が数学ぎらい治します!
数の悪魔が数学ぎらい治します! 1や0の謎。うさぎのつがいの秘密。パスカルの三角形……。ここは夢の教室で先生は数の悪魔。数学なんてこわくない。世界の世界のはてしない不思議と魅力をやさしく面白くときあかす、オールカラーの入門書。プレゼントに最適な上製版。10歳からみんなにおすすめ。
(出版社サイト より)
算数や数学なんて大嫌い! そんな少年ロバートの夢のなかに、夜な夜な、奇妙な老人「数の悪魔」があらわれ、真夜中のレッスンがはじまる。
1や0のマジック。素数の謎。ウサギのつがいの秘密。累乗と平方根。パスカルの三角形。順列・組合わせ。無限と収束。旅するセールスマンの問題……。
だいじょうぶ。ここは夢の教室で、先生は数の悪魔。数学なんてこわくない。先生が魔法のステッキをひとふりすれば、数の法則が目からウロコが落ちるようにわかるのだ。
12夜にわたる二人のゆかいな対話にみちびかれて数の世界を旅すれば、算数や数学が苦手な人も得意な人も、きっと誰もがわくわくするだろう。
(出版社 より)
詳細
著:ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー
絵:ロートラウト・ズザンネ・ベルナー
訳:丘沢 静也
出版社:晶文社
初版発行日:1998年9月5日
サイズ:264p A5判
対象年齢:10歳からみんなにおすすめ
備考:
著者紹介:H.M.エンツェンスベルガー
1929年生まれ。ドイツを代表する詩人・批評家。評論から子どもの本まで、鋭く軽やかな想像力で多彩な文筆活動をつづけている。著書に『ねこのアイウエオ』『ヨーロッパ半島』『政治と犯罪』『冷戦から内戦へ』など。
【おすすめ9】解きたくなる数学
あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーがおくる数学問題集。魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。
あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学問題集を作りました。そこには、ひと目で心を奪われる問題ばかり。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。論理の組み立てが学べ、思考のジャンプが身につきます。考える楽しさを求める中学生以上のすべての方へ。
(出版社サイト より)
詳細
著:佐藤 雅彦 大島 遼 廣瀬 隼也
出版社:岩波書店
初版発行日:2021年09月28日
サイズ:134p B5変
対象年齢:中学生以上
備考:
【おすすめ10】サム・ロイドのもっと「考える」パズル
書いて、切って、考えて。 頭が冴える! 数学&図形パズル
19世紀の天才パズル作家、サム・ロイド。
生涯で一万作にものぼるパズルを制作、世界中を熱狂させた。
ロイド自身が手がけたとされる美しい挿絵が魅力のパズルから、名作中の名作とされるパズルまで、45問を掲載。末巻には切って使える付録を収録。
100年の時を超えて、サム・ロイドのパズルが現代人の頭を研ぎすます!!
(出版社サイト サム・ロイドの「考える」パズルより)
詳細
編訳:伴田 良輔
出版社:ネオテリック 青山出版
初版発行日:2013年12日21日
サイズ:96p B5判並製
対象年齢:子どもから大人
備考:
【おすすめ11】黄金比 自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話
神秘を統合する黄金のカギ
プラトンはその著作『国家』で、ピュタゴラス学派が世界の謎を解く鍵として秘密にしていた比率を明かそうとした。この比率は古来よりもっとも物事を美しく見せる非として知られており、これはパルテノン神殿やダ・ヴィンチの「受胎告知」といった建築や美術、また、人智を超えた自然現象ーーオウム貝の殻の巻き方や太陽系の配列などにまで見いだされるようになっていく。本書は森羅万象に埋め込まれた不思議な数、黄金比の謎を解明していく。
(出版社サイト より)
詳細
著:スコット・オルセン
訳:藤田 優里子
出版社:創元社
初版発行日:2009年11月12日
サイズ:72p B6判変型
対象年齢:大人向け
備考:
【おすすめ12】世にも美しき数学者たちの日常
あなたの苦手な数学の、あなたの知らない甘美な世界へようこそ。
「リーマン予想」「ホッジ予想」……。前世紀から長年解かれていない問題を解くことに、人生を賭ける人たちがいる。そして、何年も解けない問題を”作る”ことに夢中になる人たちがいる。そして、数式が”文章”のように見える人たちがいる。数学者だ。
「紙とペンさえあれば、何時間でも数式を書いて過ごせる」
「楽しみは、”写経”の変わりに『写数式』」
「数学を知ることは人生を知ること」
「問題と一緒に”暮らす”ことから始まる」
「味噌汁も数学のテーマになる」
「芸術に近いかもしれない」
「数学は、宇宙がなくなっても残るもの」
「数式は、世界共通の言語」
「歩く姿を後ろから見ても、数学者だとわかる」
「心は数学だ」
「エレガントな解答を求められる」
「人工知能に数学はできない」
「音楽と数学はつながっている」
「数学を絵にしてみた」
「今の数学は冬景色だ」
「中学生のときに、数学に情緒があると知った」
類まれなる優秀な頭脳を持ちながら、時にへんてこ、時に哲学的、時に甘美な名言を次々に繰り出す数学の探求者たちーー。
黒川信重先生、加藤文元先生、千葉逸人先生、津田一郎先生、淵野昌先生、阿原一志先生、高瀬正仁先生など日本を代表する数学者のほか、数学教室の先生、お笑い芸人、天才中学生までーー7人の数学者と、4人の数学マニアを通して、その未知なる世界に触れる!
ベストセラー『最後の秘境 東京藝大ーー天才たちのカオスな日常』の著者が、次に注目した「天才」たちの本当の姿とは。
あなたの苦手な数学の、あなたの知らない甘美な世界へようこそ。
(出版社サイト より)
詳細
著者:二宮 敦人
出版社:幻冬舎
初版発行日:2019年04日11日
サイズ:310p
対象年齢:大人向け
備考:
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は、「数」をテーマとしたかがくの絵本をとりあげてみました。
親子で是非、数の不思議を感じて楽しい時間をお過ごしいただければと思います。
日々の読み聞かせの参考にしていただけると幸いです。あなたのお気に入りのものが見つかると嬉しいです。
以上、かがくの絵本【数編】数の絵本12選でした。
本記事で紹介した絵本はこの12冊!
- はじめてであう すうがくの絵本|作:安野光雅
- フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人|文:ジョセフ・ダグニーズ、絵:ジョン・オブライエン、訳:渋谷弘子
- 絵とき ゾウの時間とネズミの時間|文:本川 達雄、絵:あべ 弘士
- 王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいの おはなし|作:マシュー・マケリゴット、絵:マシュー・マケリゴット、訳:野口 絵美
- 算数の呪い|文:ジョン・シェスカ、絵:レイン・スミス、訳:青山 南
- ふしぎな かず|作:クヴィエタ・パツォウスカー
- ふしぎな たね 〈美しい数学〉|作者:安野 光雅
- 数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜|著:ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー、絵:ロートラウト・ズザンネ・ベルナー、訳:丘沢 静也
- 解きたくなる数学|著:佐藤 雅彦 大島 遼 廣瀬 隼也
- サム・ロイドのもっと「考える」パズル|編訳:伴田 良輔
- 黄金比 自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話|著:スコット・オルセン
訳:藤田 優里子 - 世にも美しき数学者たちの日常|著者:二宮 敦人