季節を感じる絵本【夏編】戦争と平和を考える絵本
平和への祈りをこめて…。
おすすめしたい『戦争と平和を考える絵本』をご紹介します。
本記事で紹介する絵本はこの11冊!
- ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸|絵:ベン・シャーン、構成・文:アーサー・ビナード、装丁・デザイン:和田 誠
- そらいろ男爵|文:ジム・ポム、絵:ティエリー・デデュー、訳:中島 さおり
- キーウの月|作:ジャンニ・ロダーリ、絵:ベアトリーチェ・アレマーニャ、訳:内田 洋子
- ルブナとこいし|文:ウェンディ・メデュワ、絵:ダニエル・イヌュ、訳:木坂 涼
- マルメロ この星のどこか 森のはずれで|作:はらだ たけひで
- へいわとせんそう|ぶん:たにかわしゅんたろう、え:Noritake
- 愛蔵版 みどりのゆび|作:モーリス・ドリュオン、絵:ジャクリーヌ・デュエーム、訳:安東 次男
- 動物会議|文:エーリヒ・ケストナー、絵:ヴァルター・トリアー、訳:池田 香代子
- ハックルベリー・フィンの冒険|作:マーク・トウェイン、訳:大塚 勇三、画:E・W・ケンブル
- ブラッカムの爆撃機|作:ロバート・ウェストール、編:宮崎 駿、訳:金原 瑞人
- リンドグレーンの戦争日記|著:アストリッド・リンドグレーン、訳:石井 登志子
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【おすすめ1】ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸
ベン・シャーンの名画が絵本になった。
ベン・シャーンの名画が絵本になった。
米国の国民的な画家ベン・シャーンの『石に刻む線』と、詩人アーサー・ビナードの温かく力強い言葉が、第五福竜丸を通して、反原水爆を唱えます。子供から大人まで。読んで考え、語り合って下さい。第12回 日本絵本賞 受賞作。
(出版社サイト より)
詳細
絵:ベン・シャーン
構成・文:アーサー・ビナード
装丁・デザイン:和田 誠
出版社:集英社
初版発行日:2006年09月26日
サイズ:56p B5判
対象年齢:子供から大人まで
備考:第12回 日本絵本賞 受賞作
【おすすめ2】そらいろ男爵
フランスで児童書に贈られるサンテグジュペリ賞を受賞した良質の絵本。
お手製の青い複葉機に乗り、バードウォッチングを楽しんでいた「そらいろ男爵」ですが、戦争が起こり、お気に入りの飛行機を迷彩色にぬりかえて、戦いに参加せざるをえなくなります。最初は、爆弾の変わりに打撃力のある12巻の百科事典を使い、一個大隊を撃破。でも、戦争はつづきます。旅行記や料理書、哲学書、天文書に歴史小説、男爵は大好きな『本』をどんどん投下します。本を拾った将軍や兵士たちは、それぞれ本に夢中になり、戦いへの威力がなくなってしまいます。そして、男爵が戦争を終わらせるために最後に投下したものは……。2014年に第1次大戦開始100年を記念して刊行され、フランスで児童書に贈られるサンテグジュペリ賞を受賞した良質の絵本。日本でも終戦後70年になる2015年に、平和をもたらす『本の力』『ことばの力』をわかりやすく伝える貴重な一冊。小学生から大人まで、幅広い方に楽しんでいただける内容です。
(出版社サイト より)
第一次世界大戦開戦から100年目にあたる2014年にフランスで刊行された本作品は、すぐれた児童書に贈られる「サン=テグジュペリ賞」(絵本部門)を受賞しました。
(カバー見返し より)
詳細
文:ジム・ポム
絵:ティエリー・デデュー
訳:中島 さおり
出版社:主婦の友社
初版発行日:2015年07月17日
サイズ:40p 190×270㎜
対象年齢:小学生から大人まで
備考:サン=テグジュペリ賞(絵本部門) 受賞
【おすすめ3】キーウの月
世界的作家・ロダーリの絵本を、ウクライナ救済のために緊急出版。
ウクライナ・キーウの月は、わたしたちが見上げている月と同じ月。世界的作家・ロダーリの絵本を、ウクライナ救済のために緊急出版。
(出版社サイト より)
詳細
作:ジャンニ・ロダーリ
絵:ベアトリーチェ・アレマーニャ
訳:内田 洋子
出版社:講談社
初版発行日:2022年08月04日
サイズ:24p A5変型 21㎝
対象年齢:幼児から大人まで
備考:
【おすすめ4】ルブナとこいし
ルブナは、難民キャンプのテント村で、お父さんと暮しています。ルブナのともだちは、こいし。
ルブナは、難民キャンプのテント村で、お父さんと暮しています。ルブナのともだちは、こいし。こいしちゃんと呼んで、なんでも話しかけます。
(出版社からの内容紹介 より)
ルブナのいちばんの友だちは、こいしでした。
こいしはいつも、はなしをきいてくれます。
かなしいときは、わらいかけてくれます。
ひとりの少年が、なんみんキャンプのテント村にやってきていっしょにあそぶようになりました。
ルブナと少年とこいし……。
やがて、わかれのときがきます。
(カバー見返し より)
詳細
文:ウェンディ・メデュワ
絵:ダニエル・イヌュ
訳:木坂 涼
出版社:BL出版
初版発行日:2019年02月15日
サイズ:32p 28×24㎝
対象年齢:幼児から
備考:
【おすすめ5】マルメロ この星のどこか 森のはずれで
『パシュラル先生』で知られる作者が、平和、いのち、地球への思いをこめた心にしみいる感動の美しい絵本。
雪のふる夜、パシュラル先生のもとに、ひげのテントウムシ・マルメロが訪ねてきます。マルメロは長い旅路で見てきたことを語りはじめ……。『パシュラル先生』『フランチェスコ』で知られる作者が、平和への祈りをこめて、いのちと地球のかけがえのなさを描いた美しい絵本。あらゆる世代の読者に贈る、心にしみいる感動の一冊です。
(出版社サイト より)
詳細
作:はらだ たけひで
出版社:岩波書店
初版発行日:2004年11月05日
サイズ:40p A5
対象年齢:小学3・4年から
備考:
【おすすめ6】へいわとせんそう
「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。
「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。同じ人やもの、場所を見開きごとに比べると違いが見えてくる。いま、子どもにも大人にも伝えたいメッセージ。
(出版社サイト より)
2019年メリーゴーランドベスト絵本 第1位
第3回ブックハウスカフェ大賞 銅賞
第12回MOE絵本屋さん大賞 第5位
第13回この本よかっ! 第9位
図書館員がえらぶ選書センター大賞 総合第2位
詳細
ぶん:たにかわしゅんたろう
え :Noritake
出版社:ブロンズ新社
初版発行日:2019年03月
サイズ:32p 185×185㎜
対象年齢:幼児から
備考:
【おすすめ7】愛蔵版 みどりのゆび
みどりを芽生えさせ、花をさかせることのできる親指をもつチト。不朽の名作をカラー絵満載の豪華本で。
チトは、みどりを芽生えさせ、花をさかせることのできる親指をもっていました。刑務所や貧民街を花でおおうと、すさんだ人びとの心には希望がうまれました。あるとき戦争のニュースが伝えられ、お父さんが武器工場を経営していることを知ったチトは一大決心をします。平和を願う不朽の名作を、カラーさし絵満載の豪華本で。
(出版社サイト より)
詳細
作:モーリス・ドリュオン
絵:ジャクリーヌ・デュエーム
訳:安東 次男
出版社:岩波書店
初版発行日:2009年08月26日
サイズ:206p A5変
対象年齢:小学5・6年から
備考:
【おすすめ8】動物会議
子どもたちが安心して生きられるよう、動物たちは国際会議を開いて、人間たちに警告しようとしますが…。
第二次大戦が終わり、各国の首脳たちは世界平和を維持するために国際会議を重ねていますが、成果があがりません。それを見て怒った動物たちは、自分たちで会議を開き人間たちに平和の道を示そうとします。動物たちのスローガンはただ一つ「子どもたちのために!」です。どういう会議になるのでしょうか。
(出版社サイト より)
詳細
文:エーリヒ・ケストナー
絵:ヴァルター・トリアー
訳:池田 香代子
出版社:岩波書店
初版発行日:1999年11月25日
サイズ:88p A4変
対象年齢:小学3・4年から
備考:
【おすすめ9】ハックルベリー・フィンの冒険
100年以上も前のミシシッピー川流域の大自然、辺境時代のアメリカの様子が良く分かる秀作です。
1840年頃の発展途上のアメリカ。大河ミシシッピー流域の大自然と辺境時代の活気に満ちた社会を背景に何者にもとらわれないで生きる少年ハックと、必死に自由を求める黒人奴隷ジムの姿が、ハック自身の語りという形で展開するマークトウェインの代表作。挿し絵は初版本の挿し絵174枚の内16枚を新たに製版し直して使用。100年以上も前のミシシッピー川流域の大自然、辺境時代のアメリカの様子が良く分かる秀作です。
(出版社サイト より)
詳細
作:マーク・トウェイン
訳:大塚 勇三
画:E・W・ケンブル
出版社:福音館書店
初版発行日:1997年10月25日
サイズ:380p 21×17㎝
読んであげるなら:—
自分で読むなら :小学高学年から
備考:福音館古典童話 シリーズ
【おすすめ10】ブラッカムの爆撃機
表題作にほれこんだ宮崎駿監督の「ウェストール幻想 タインマスへの旅」(カラー24頁)が読者をいざなう。
第2次世界大戦下、ドイツ軍と戦ったイギリス空軍の若者を描く「ブラッカムの爆撃機」。脱走兵と出会った少年の話「チャス・マッギルの幽霊」、頑固な祖父とのふれあいを語る「ぼくを作ったもの」の3編と、晩年のパートナー、リンディ・マッキネルによる略伝を収録。
(出版社サイト より)
詳細
作:ロバート・ウェストール
編:宮崎 駿
訳:金原 瑞人
出版社:岩波書店
初版発行日:2006年10月05日
サイズ:224p A5変
対象年齢:中学生から
備考:
【おすすめ11】リンドグレーンの戦争日記
作家デビュー以前のリンドグレーンが書いた類まれな日記を全文初公開。中立国に住む子育て中の女性がとらえた戦争と家族の日常。
作家デビュー以前のリンドグレーンが、第二次世界大戦が勃発したその日から書き始めた「戦争日記」。17冊の手帖には、新聞や雑誌の切り抜きが張られ、戦争中立国スウェーデンに住む子育て中の女性が観察し続けた戦争と、家族の日常の様子が、ユニークかつ率直な文章で綴られている。類まれな日記を全文初公開。[カラー8頁]
(出版社サイト より)
詳細
著:アストリッド・リンドグレーン
訳:石井 登志子
出版社:岩波書店
初版発行日:2017年11月17日
サイズ:366p 四六
対象年齢:大人
備考:
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は、「戦争と平和」をテーマとした絵本をとりあげてみました。
日々の読み聞かせの参考にしていただけると幸いです。あなたのお気に入りのものが見つかると嬉しいです。
以上、季節を感じる絵本【夏編】戦争と平和を考える絵本11選でした。
本記事で紹介する絵本はこの11冊!
- ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸|絵:ベン・シャーン、構成・文:アーサー・ビナード、装丁・デザイン:和田 誠
- そらいろ男爵|文:ジム・ポム、絵:ティエリー・デデュー、訳:中島 さおり
- キーウの月|作:ジャンニ・ロダーリ、絵:ベアトリーチェ・アレマーニャ、訳:内田 洋子
- ルブナとこいし|文:ウェンディ・メデュワ、絵:ダニエル・イヌュ、訳:木坂 涼
- マルメロ この星のどこか 森のはずれで|作:はらだ たけひで
- へいわとせんそう|ぶん:たにかわしゅんたろう、え:Noritake
- 愛蔵版 みどりのゆび|作:モーリス・ドリュオン、絵:ジャクリーヌ・デュエーム、訳:安東 次男
- 動物会議|文:エーリヒ・ケストナー、絵:ヴァルター・トリアー、訳:池田 香代子
- ハックルベリー・フィンの冒険|作:マーク・トウェイン、訳:大塚 勇三、画:E・W・ケンブル
- ブラッカムの爆撃機|作:ロバート・ウェストール、編:宮崎 駿、訳:金原 瑞人
- リンドグレーンの戦争日記|著:アストリッド・リンドグレーン、訳:石井 登志子