季節を感じる絵本【初夏編】水・川の絵本
おすすめしたい『水・川の絵本』をご紹介します。
【おすすめ1】水の生きもの ランバロス・ジャー
インドの出版社タラブックスから、奇跡のように美しい手作り絵本
インドの工房で手漉き紙にシルクスクリーンで手刷りされ、一冊ずつ手製本されたハンドメイドの大変美しい絵本。
2012年 ボローニャ・ラガッツィ賞(ニュー・ホライズン部門)優秀賞受賞。
工芸品とも言うべき美しい絵本は、すべてシリアル・ナンバー入りの特別な一冊なので、プレゼントにも最適です。
(出版社 より)
詳細
著者:ランバロス・ジャー
訳者:市川恵里
出版社:河出書房新社
初版発行日:2013年10月30日
サイズ:28p 単行本B4変形(235×370㎜)
読んであげるなら:
備考:2012年 ボローニャ・ラガッツィ賞(ニュー・ホライズン部門)優秀賞受賞
【おすすめ2】あほろくの川だいこ
揖斐川のいまもつたえられている民話
このおはなしは、美濃の国揖斐川の「呂久の渡し」に、いまもつたえられている民話をもとにしてつくりました。
人間の美しさ、罪のふかさ、歴史的宿命のかなしさ、といったものものが、圧縮されているおはなしのようにおもえるのです。
(著者 あとがきより)
荒れ狂う川の中で、あほろくは洪水を村の人たちに知らせるために、ひっしになって川だいこを打ちつづけるのです。
(出版社 より)
詳細
ぶん:岸武雄
え:梶山俊夫
出版社:ポプラ社
初版発行日:1974年3月
サイズ:36p 285×220㎜
読んであげるなら:3歳 4歳 5歳
備考:第27回小学館絵本賞
【おすすめ3】かわ
川をめぐる自然と人間の営みを細部まで描き込んだ絵本
高い山の雪どけ水や、山に降った雨から生まれた小さな流れは、谷川となって山を下ります。小さな流れは、ダムに貯められて発電所で電気を起こしたり、激しい水の勢いで岩をくだいて小さな石ころにしたりします。そして、やがて平野に出るとゆるやかで大きな流れになります。田んぼを潤し、水遊びや魚釣りの場となり、いつしか大きな川になって、最後に海へとそそぎます。
(出版社 より)
詳細
さく:加古里子
え:加古里子
出版社:福音館書店
初版発行日:1962年7月1日
サイズ:28p 20×27㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:小学低学年から
備考:「必読図書」全国学校図書館協議会選定
厚生省中央児童福祉審議会特別推薦
サンケイ児童出版文化賞大賞作品
「基本図書」全国学校図書館協議会選定
【おすすめ4】しずくのぼうけん
「しずく」を主人公に描いた、かがくの絵本
バケツからぴしゃんと飛び出した水のしずくは冒険の旅へ。お日さまにぎらぎら照らされて水蒸気になったかと思ったら、空にのぼって雲のところへ……。今度は雨になって地上に逆戻り。地上では岩のあいだにはさまって、寒い夜に氷になったかと思えば、朝のお日さまに温められて再びしずくになって、川へと流れ出します。気温や場所によって変化する水の不思議を、子どもたちに親しみやすい「しずく」を主人公に描いたかがくの絵本です。
(出版社 より)
詳細
さく:マリア・テルリコフスカ
え:ボフダン・ブテンコ
やく:うちだ りさこ
出版社:福音館書店
初版発行日:1969年8月10日
サイズ:24p 20×24㎝
読んであげるなら:4才から
じぶんで読むなら:小学低学年から
備考:世界傑作絵本シリーズ・ポーランドの絵本
【おすすめ5】川はながれる
淡々とした自然のドラマの中に命のひろがりを感じさせる絵本
川はどこで生まれて、どこへいくんだろう
それは子どものころ、だれもが一度は疑問に思うことです。
北国の山奥にうまれた小さな川が、少しずつ太りながら海をめざしてひたすら流れ下るようすと周囲の移り変りを描き、川の一生を語ります。
(出版社 より)
詳細
文:アン・ランド
絵:ロジャンコフスキー
訳:掛川恭子
出版社:岩波書店
初版発行日:1978年11月21日
サイズ:
読んであげるなら:幼・1・2年向
備考:岩波の子どもの本 シリーズ
【番外編】日本の川を旅する カヌー単独行
第9回(1982年)日本ノンフィクション賞受賞
「世界でいちばん面白い川、それは日本の川だ」と言う著者が、北海道から九州まで、全国の川をカヤックで漕ぎ下った旅の数々。
(出版社 ネイチュアエンタープライズ より)
詳細
著者:野田知佑
出版社:新潮社
初版発行日:昭和60年7月25日
サイズ:365p 文庫本サイズ
備考:日本ノンフィクション賞新人賞受賞作
以上、
水・川の絵本5選でした。