季節を感じる絵本【七夕編】機織りの絵本
梅雨の時期、生憎のお天気ですね。
我が家では、お家で七夕飾りを作って、子どもと楽しく飾りました。
雨の日には、お家で機織りをして過ごすのも楽しい時間です。
ドイツのおもちゃ(ニック(nic)社 /ドイツ「織り機イネス」)のご紹介もあわせてどうぞ。
今年は織姫さまと彦星さまは会えるのかしら…?
七夕祭りの夜にぜひ、
おすすめしたい『機織りの絵本』をご紹介します。
【おすすめ1】たなばた
中国の七夕説話を幻想的な絵で描いた絵本
牛飼いは年取った牛に教えられたとおりに、天の川で水浴びをしていた天女織り姫の着物をかくして、織り姫を妻にしました。二人には子どももうまれ、しあわせに暮らしていましたが、ある日、織り姫は天に連れ戻されます。牛飼いは織り姫を追いかけて、子どもをかごに入れてかつぐと、牛の皮の着物を着て天に昇ります。
(出版社 より)
詳細
再話:君島久子
画:初山 滋
出版社:福音館書店
初版発行日:1963年7月1日(こどものとも発行) 1976年7月1日(こどものとも傑作集)
サイズ:28p 20×27㎝
読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:小学低学年から
備考:
【おすすめ2】つるにょうぼう
幻想的な美しさにあふれる鶴女房のお話の決定版
若者と鶴との哀しい物語が、数ある再話を凌駕する洗練された文章と目もあやな画面ですばらしい絵本になりました。
(出版社 より)
矢川澄子さんの美しい日本語。そして、赤羽末吉さんの、うっとりするほどの日本画!
大人の方にこそぜひ、読んで頂きたい絵本。切ない…。
詳細
再話:矢川澄子
画:赤羽末吉
出版社:福音館書店
初版発行日:1979年10月25日
サイズ:32p 25×25㎝
読んであげるなら:5・6才から
じぶんでよむなら:小学低学年から
備考:日本傑作絵本シリーズ
【おすすめ3】もぐらとずぼん
「何かを作りだす」ということの本質が、愛らしいイラストで子どもにも親しみやすく描かれた一冊
もぐらは青いズボンがほしてあるのを見つけ、ほしくてたまらなくなります。ですが、どうやったら手に入るのかがわかりません。ひとまず、いろんなことを知っていそうなちょうちょうを追いかけますが、いきなり川に落ちてしまいます。そこにはえびがにがいました。ズボンについて聞くと、きれを持ってくれば形に合わせて切ってくれるといいます……。青いすてきなズボンを手に入れるまでのもぐらの働きを、コミカルに描きます。
(出版社 より)
詳細
ぶん:エドアルド・ペチシカ
え:ズデネック・ミレル
やく:うちだ りさこ
出版社:福音館書店
初版発行日:1967年12月1日
サイズ:32p 21×29㎝
読んであげるなら:4才から
じぶんで読むなら:小学低学年から
備考:全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定
世界傑作絵本シリーズ・チェコの絵本
【おすすめ4】ペレのあたらしいふく
スウェーデンののどかで美しい田園風景を舞台に、「働く」ということの原点が、子どもの純粋な気持ちを通して生き生きと描かれている絵本
子羊の世話をする男の子、ペレが羊や近所の人たちの協力で、青い服を手に入れるまでの楽しいお話です。ペレは上着が小さくなってしまったので、自分で羊の毛を刈り取った後、すき、紡ぎ、織り、染め、仕立てを家族や近所の人たちの助けをかりて上着を作り上げていきます。それぞれの行程と、そのお礼にみんなの仕事を手伝うペレの姿が、美しい自然を背景に生き生きとみずみずしく描かれます。
(出版社 より)
詳細
さく:エルサ・ベスコフ
え:エルサ・ベスコフ
やく:おのでらゆりこ
出版社:福音館書店
初版発行日:1976年2月3日
サイズ:16p 24×31㎝
読んであげるなら:4才から
じぶんで読むなら:小学低学年から
備考:日本図書館協会選定
世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本
【おすすめ5】うりこひめとあまんじゃく(岩波の子どもの本 ききみみずきん より)
美しい民話絵本
おじいさんおばあさんから代々語りつたえられてきた日本民話のなかから、働きものの若者と娘を主人公にした2編「ききみみずきん」「うりこひめとあまんじゃく」を選んで、美しい絵本にしました。
”きこばた とんとん からんこ からんこ”かわいらしいうりこ姫が楽しそうに機を織っています。そこへ、いたずら小僧のあまんじゃくがやってきて、うりこ姫をからかいます。
(出版社 より)
”きこばた とんとん からんこ からんこ”
詳細
文:木下 順二
絵:初山 滋
出版社:岩波書店
初版発行日:1956年12月1日
サイズ:60p
対象年齢:4・5歳から
備考:岩波の子どもの本シリーズ
以上、
機織りの絵本5選でした。