”季節を感じる絵本【梅雨編】カエルの絵本”
カエルにとっては恵みの雨?
「雨の日が楽しくなる絵本」でも言いましたが(しつこい・笑) 今年(2019年)の梅雨は「いい加減に晴れてくれ〜」って言いたくなるほど、良く降りましたね・・・
我が家の豚児(5才)にとっても「公園に行きたい」「ストライダーに乗りたい」「お友だちと遊びたい」という気持ちをひたすら我慢する毎日です。
反面、『カエル』にとっては恵みの雨なのでしょうか。夕方から夜にかけて父親が帰宅時の玄関前などで、それは大きな『カエル』を何度も目撃したそうです。
小さな『カエル』は愛嬌もあり可愛いですが、大きくて、しかも暗闇で見る『カエル』はちょっとびっくりしますね・・笑
そこで今回は、
可愛くて親しみの持てる『カエルの絵本』をご紹介します。生き物が好きなお子様におすすめな絵本ばかりです。
本記事で紹介する絵本はこの11冊!
- ゆかいな かえる|ふん:ジュリエット・ケペシュ、え:ジュリエット・ケペシュ、やく:いしい ももこ
- おへそがえる・ごん① ぽんこつやまの ぽんたとこんたの巻|さく:赤羽末吉、え:赤羽末吉
- ふたりは ともだち|作:アーノルド・ローベル、訳:三木 卓
- カエルのバレエ入門|文:ドナルド・エリオット、絵:クリントン・アロウッド、訳:蘆原英了 薄井憲二
- かようびのよる|作:デヴィッド・ウィーズナー、絵:デヴィッド・ウィーズナー、訳:当麻 ゆか
- ヒキガエル がいく|作:パク ジォンチェ、訳:申 明浩/広松 由希子
- かえるのごほうび|さく:木島 始、レイアウト:梶山俊夫
- かえるのいえさがし|さく:石井 桃子,川野 雅代、え:中谷 千代子
- いろいろかえる|さく:きくちちき
- 新版ヒキガエルとんだ大冒険1 火曜日のごちそうはヒキガエル|作:ラッセル・E・エリクソン、絵:ローレンス・ディ・フィオリ、訳:佐藤 凉子
- グリム童話 かえるの王さま|絵:ビネッテ・シュレーダー、訳:矢川 澄子
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【おすすめ1】ゆかいな かえる
『ゆかいな かえる』のおすすめポイント
- リズミカル
石井桃子さん訳のリズミカルで弾むような調子の文章。 - 涼しさ
青、緑、白と黒で彩られた水の涼しさが感じられる絵。大人が見ても美しい絵本です。 - 生態
かえるたちの楽しげな暮らしをとおして、かえるや水辺の生き物の生態が自然と分かります。 - 食物連鎖
弱肉強食の厳しい自然の摂理の中で、生を存分に謳歌しているかえるたちのたくましいさが感じられます。
4匹のかえるたちの1年間の楽しい物語
水の中の4つのたまごは、おたまじゃくしからりっぱな4ひきのかえるに成長します。かえるたちは、泳ぎの競争をしたり、かたつむりをかくしっこしたり、ときには敵から身をかくしたりと仲よく愉快にくらします。そして夏が終わり、冬がくると、花が咲く春まで眠るのです。ユーモラスなかえるたちの絵と、石井桃子のリズミカルな文章。かえるたちの楽しげな暮らしをとおして、生物としてかえるの生態にも自然と興味がわいてきます。
(出版社サイト より)
「生きものたちの動くフォームが、何よりの絵の教師だ」といっている作者
詳細
ふん:ジュリエット・ケペシュ
え :ジュリエット・ケペシュ
やく:いしい ももこ
出版社:福音館書店
初版発行日:1964年07月15日
サイズ:32p 16×23㎝
読んであげるなら:3才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
日本図書館協会選定図書
【おすすめ2】おへそがえる・ごん① ぽんこつやまの ぽんたとこんたの巻
『おへそがえる・ごん』のおすすめポイント
- 絵巻物風
絵巻物風の横長なレイアウトに鳥獣戯画風の線画。分厚い絵本ですが、どんどんお話が進み、ページを捲る手が止まらないので、先へ先へと楽しめて一気に読めちゃいます。 - コミカル
コミカルなキャラクターのかえるのごんが、おへそのボタンを押すと口からもくもくと雲を吐くという武器で、人間たちとたたかう旅の物語。 - テンポ
オノマトペのきいたテンポのよい文体。軽快にすすむストーリー。 - シュール
いい感じに肩の力がぬけていてシュールです。ゆる〜いです。小ネタが効いていて、子どもにウケます。もちろん大人も楽しめます。 - 絵を堪能
文字は少なめで、ページ数はボリューム感ありなので、赤羽末吉さんの絵を堪能できます。
痛快!赤羽末吉の創作長編絵物語 第一巻
おしぼたんのようなおへそを押すと、口から雲を吐くふしぎなかえる、おへそがえる・ごん。友だちになった少年けんとともに、ぽんこつやまに向かうごんの前に、奇妙なおばけや巨大なたこがあらわれます。果たしてその正体は?国際アンデルセン賞を受賞した、日本を代表する絵本画家・赤羽末吉が、ゆかいでスピード感あるストーリーと、たしかな筆づかいの絵による描写とで、子どもたちに語りかける創作長編物語の第一巻。
(出版社サイト より)
鳥獣戯画風の線画。
ゆる〜い感じが漂っています。
詳細
さく:赤羽 末吉
え :赤羽 末吉
出版社:福音館書店
初版発行日:1986年10月30日
サイズ:128p 16×22㎝
読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:
【おすすめ3】ふたりは ともだち
『ふたりは ともだち』のおすすめポイント
- 友情
仲よしのがまくんとかえるくんの友情物語が5編収録されています。 - 優しさ
ユーモラスな世界は、ローベルのやさしさにつつまれています。
読みきかせにもふさわしいローベルの傑作
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
(出版社サイト より)
詳細
作:アーノルド・ローベル
訳:三木 卓
出版社:文化出版局
初版発行日:1987年03月31日
サイズ:64p A5
対象年齢:小学校初級から
備考:全国学校図書館協議会選定図書
【おすすめ4】カエルのバレエ入門
『カエルのバレエ入門』のおすすめポイント
- バレエ
バレエ入門書!カエルがチュチュを着て、バレエの基本ポジションやいろいろなポーズとパをとっています。 - 芸術
芸術は崇高であり、同時にこっけいでもあります。
基礎知識がいっぱい得られる!バレエ入門書
みごとなプロポーション(?)をほこるカエルたちが、華麗な踊りをひろうしてくれます。絵本をめくっていくうちに基礎知識がいっぱい得られる。うれしいバレエ入門書です。舞台が何倍も楽しくなるでしょう。
(出版社サイト より)
詳細
文:ドナルド・エリオット
絵:クリントン・アロウッド
訳:蘆原英了 薄井憲二
出版社:岩波書店
初版発行日:1983年3月25日
サイズ:80p
対象年齢:小学3・4年から
備考:
【おすすめ5】かようびのよる
映画を見ているような場面展開が魅力的。
●コールデコット賞 絵本にっぽん賞特別賞受賞 よい絵本選定 それは、ある火曜日の夜のこと。睡蓮の葉に乗ったたくさんのカエルたちが、池から町をめざして飛び始め…。夜明けまでの出来事をリアルな描写で描き、日米両国で高い評価を受けた傑作絵本。映画を見ているような場面展開が魅力的。
(出版社サイト より)
詳細
作:デヴィッド・ウィーズナー
絵:デヴィッド・ウィーズナー
訳:当麻 ゆか
出版社:徳間書店
初版発行日:2000年05月28日
サイズ:32p A4変
対象年齢:3歳〜
備考:
【おすすめ6】ヒキガエルがいく
愚直に歩むヒキガエルの姿を、伝統的な太鼓の音とともに親しみをこめて描いた、ユニークな韓国の絵本。
「トン!」ヒキガエルは山からおりて、一匹、また一匹と集まってくる。「ドドンドドン」道路をわたり、溝を横切り、産卵のために池まで旅をする。太鼓の音がリズムを変えながら、どこまでも寄り添う——。さまざまな障害を乗り越えながら、愚直に歩みつづけるヒキガエルの姿を、親しみをこめて描く、ユニークな韓国の絵本。
(出版社サイト より)
詳細
作:パク ジォンチェ
訳:申 明浩/広松 由希子
出版社:岩波書店
初版発行日:2019年06月19日
サイズ:50p B4
対象年齢:3・4歳から
備考:
【おすすめ7】かえるのごほうび
平安時代の動物たちが動き出す!鳥獣戯画の絵本
うさぎと蛙が相撲をとったり、うさぎが猿を追いかけたりと躍動感のある線でユーモラスに描かれた絵巻「鳥獣戯画」。世界に誇る国宝だが、実は謎に満ちている。詞書(ことばがき)もなく、継ぎ接ぎだらけなので、誰が何のために描いたどんな話なのか、よくわかっていない。木島始は、子どもたちが楽しめるように絵を心にしみこませ、物語を立ち上がらせた。物語として、自然に素晴らしい絵を楽しめる一冊になっている。幻の絵本(1967年刊行作品)の新装復刊。
(出版社サイト より)
これらのウサギやサルやカエルたちを描いた、鳥羽僧正作とつたえられる画家の見つめかたを、心にしみこませたものです。
これほど古い、この世界美術のなかでも比べられるものがない傑作を、子どもたちが、いつでもしげしげと見られるところに置けないものか、という夢が詰まった絵本です。
(著者 あとがき より)
詳細
さく:木島 始
レイアウト:梶山 俊夫
出版社:福音館書店
初版発行日:2021年03月20日
サイズ:32p 22×31㎝
読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:
【おすすめ8】かえるのいえさがし
動物たちにとっての冬眠の安らぎが、心にしみる物語。
夏の間、虫をとったり、歌ったりして楽しくすごしたカエルの親子は、いつのまにか秋になって冬ごもりの穴を見つけ損なってしまいました。カエルの親子は誰かの巣穴のすみにでも入れてもらおうと、間借りできる穴を探しますが、ガマやトカゲに断られ、たどり着いたのはヘビの穴でした。びっくりぎょうてんしたカエルたちでしたが、意外にもヘビは……。動物たちにとっての冬眠の安らぎが、心にしみる物語です。
(出版社サイト より)
詳細
さく:石井 桃子 川野 雅代
え :中谷 千代子
出版社:福音館書店
初版発行日:1967年12月01日
サイズ:28p 26×19㎝
読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら :—
備考:
【おすすめ9】いろいろかえる
7色のインクで印刷された絵本
食べるのが好きな緑色のかえる、跳ねるのが好きな黄色のかえる、踊るのが好きな桃色のかえる、泳ぐのが好きな青色のかえる、歌うのが好きな橙色のかえる。色鮮やかなかえるたちが次々にやってきて、朝から夕方まで楽しい1日を過ごします。
最後にやってきたのは、みんなが大好きなお父さんかえるとお母さんかえる。
空には色とりどりの星がやさしく輝いて、かえるたちを眠りにさそいます。
ブラチスラバ世界絵本原画展で2度の受賞に輝いたきくちちきさんの描くユーモラスなかえるたちが、大きな見開きに躍動し、かえるが新たに登場するたびに、場面の中に色が増えていきます。特色7色印刷の美しい絵本。
受賞歴:ホワイト・レイブンズ(ミュンヘン国際児童図書館・児童図書目録)選定(2022)
(出版社サイト より)
詳細
作:きくちちき
出版社:偕成社
初版発行日:2021年06月
サイズ:24p 31×24㎝
対象年齢:2歳から
備考:ホワイト・レイブンズ(ミュンヘン国際児童図書館・児童図書目録)選定(2022)
【おすすめ10】新版ヒキガエルとんだ大冒険1 火曜日のごちそうはヒキガエル
あなたもきっと、ほのぼのとした幸せな気分にひたれますよ!
ぼく、ミミズクのたんじょう日のごちそうになんか、ならないぞ!大人気シリーズ、翻訳を改めて再登場!
(出版社サイト より)
ウォートンとモートンは、ヒキガエルのきょうだい。
ウォートンはそうじがだいすき、モートンは料理がだいすき。
二ひきは、なかよく、土の中の家でくらしています。
冬のある日、ウォートンは、おばさんをたずねることにしました。
「ようく、ようく気をつけるんだよ」
モートンはしんぱいそう。
ウォートンがスキーですべっていくと、雪の上に黒い影!
見上げると、ミミズクが、大きなつばさを広げて……
(カバー見返しより)
詳細
作:ラッセル・E・エリクソン
絵:ローレンス・ディ・フィオリ
訳:佐藤 凉子
出版社:評論社
初版発行日:2008年02月25日
サイズ:82p 201㎜×150㎜
対象年齢:小学生
備考:〈新版〉ヒキガエルとんだ大冒険 シリーズ
【おすすめ11】グリム童話 かえるの王さま
ふしぎな美しい絵がグリムの世界を広げます。
おひめさまは、大切な金のまりを泉に落としてしまいます。そこにあらわれたカエルに、まりを拾ってきてくれれば友だちになってあげると約束しますが……。ふしぎな美しい絵がグリムの世界を広げます。
(出版社サイト より)
詳細
絵:ビネッテ・シュレーダー
訳:矢川 澄子
出版社:岩波書店
初版発行日:1992年06月25日
サイズ:32p
対象年齢:4・5歳から
備考:
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は、梅雨の季節におすすめのカエルがでてくる絵本をとりあげてみました。
日々の読み聞かせの参考にしていただけると幸いです。あなたのお気に入りのものが見つかると嬉しいです。
以上、季節を感じる絵本【梅雨編】カエルの絵本11選でした。