季節を感じる絵本【梅雨編】雨の日が楽しくなる絵本
梅雨の時期は外出できなくて子どもたちも退屈ですよね・・
我が家の豚児も幼稚園でもあちこち走り回り、帰りの公園でも一度遊び始めたが最後・・なかなか帰ろうとしない程外で遊ぶ事が大好きです。
そんな子供にとっても今年(2019年)の梅雨はほぼ毎日の雨続きで、きっと外出できない鬱憤も溜まっているはず・苦笑
我が家は特に強い教育方針などが有るわけでもないですが、テレビをつける事がほとんどありません。(夜中に帰宅した父親が晩酌しながらニュースを見る時くらい・笑)
なので、子供もて自ら「テレビを見たい」と言う事もあまり無く、家の中ではおもちゃで遊ぶか、絵を書いたり、工作をしたりしています。
それでも、ここまで外で遊べないとさすがに時間を持て余す事も増えてきます。きっと同様の状況の方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな時におすすめしたい『雨の日が楽しくなる絵本』をご紹介します。
【おすすめ1】かさどろぼう
南国らしい、異国情緒あふれる絵本
スリランカ出身の作家。
エキゾチックで色彩豊かな絵が魅力的!
おおらかでのんびりとした味わいに、ほのぼの癒されます。
ミステリアスなストーリー展開にワクワク、ドキドキ、そして最後はクスっと笑える、なんとも楽しくなる絵本です。
原画はちひろ美術館に収蔵。
エキゾチックな柄の傘や衣装が素敵で、じっくり絵を眺めているだけでもワクワクします!
詳細
作:シビル・ウェッタシンハ
絵:シビル・ウェッタシンハ
訳:いのくま ようこ
出版社:徳間書店(復刊) 福武書店(初版)
発行日:2007年5月15日(復刊) 1986年6月5日(初版)
サイズ:24p 31×22㎝
読んであげるなら:4・5才から
備考:第三回野間国際絵本原画コンクール入賞作品
【おすすめ2】おんなのこ と あめ
チェコの傑作絵本
あめとおんなのこの交流を通して、自然や動物の姿をやさしい目で詩情豊かに描いています。
あめを擬人化し、やさしい言葉で雨の気持ちが語られているところにも、ファンタジー性を感じます。
美しい色彩でひとつひとつの雨粒が丁寧に描きこまれています。
柔らかな色調と繊細で詩的な文章がとても素敵な絵本です。
詳細
ぶん:ミレナ・ルケショバー
え:ヤン・クドゥラーチェク
やく:たけだ ゆうこ
出版社:ほるぷ出版
初版発行日:1977年3月1日
サイズ:32p 25×26㎝
読んであげるなら:3才から
備考:
【おすすめ3】あめのひ
ポーランドのワルシャワ生まれの作家
淡い色合いで水色・黄色・黄緑色に彩られた繊細なタッチの絵は、幻想的でとても美しいです。
韻を踏んだ詩的な雰囲気の文章で、雨が降り注ぐ様子が淡々と表現されています。
静かな雨の日を描いた、大人にこそ読んでほしい絵本です。
見返しに描かれた、水色・黄色・黄緑色のあめが降り注ぐ景色が美しいです。
詳細
作:ユリー・シュルヴィッツ
画:ユリー・シュルヴィッツ
訳:矢川澄子
出版社:福音館書店
初版発行日:1972年9月20日
サイズ:32p 24×27㎝
読んであげるなら:4才から
備考:世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
日本図書館協会選定図書
【おすすめ4】あまがさ
1959年コールデコット賞次席のロングセラー絵本
窓から眺めるニューヨークの町並み、そして見返しには摩天楼が、みずみずしい色彩で描かれています。
雨の降る日を心待ちにしている主人公の女の子の気持ちが、優しい文章で語られています。
言葉がリズミカルで、雨傘の上で雨の奏でる不思議な音楽の描写が心地よく胸に響きます。
ぽんぽろ ぼろぼろ ぼとぼと ぽんぽろ
モモは、こっそり じぶんに いいきかせました。
わたし、おとなのひとみたいに、まっすぐ あるかなきゃ!
見返しに描かれた摩天楼。
詳細
さく:やしま・たろう
え:やしま・たろう
出版社:福音館書店
初版発行日:1963年8月25日
サイズ:33p 21×24㎝
読んであげるなら:3才から
備考:世界傑作絵本シリーズ
1959年コールデコット賞次席作品
【おすすめ5】雨、あめ
絵が物語ってくれる、字のない絵本
姉弟が雨と遊び、雨を楽しむ様子を絵が物語ってくれます。
画面隅々まで雨の日の楽しさでいっぱいで、雨の日ならではの景色の美しさを大人も再発見します。
すばらしい雨の一日、さあ冒険の始まりです。
詳細
作:ピーター・スピアー
出版社:評論社
初版発行日:1984年6月5日
サイズ:38p 257×250㎜
読んであげるなら:
備考:
【番外編】雨ニモマケズ
有名な宮沢賢治の詩
作品として書かれたものではなく、手帖に書きとめていた『祈り』のことばのようです。
型染めの染色家で有名な柚木沙弥郎さんの描く絵が印象的な、明るさに満ちた絵本です。
鮮やかな色彩の絵で一行一行を視覚化し、1ページにワンフレーズずつ区切られているので、ひとことひとことゆっくりとことばをかみしめたいです。
柚木沙弥郎さんの描く抽象的な挿絵が印象的。
詳細
作:宮沢賢治
絵:柚木沙弥郎
出版社:三起商行株式会社
初版発行日:2016年10月15日
サイズ:40p 26×25㎝
読んであげるなら:
備考:
以上、
雨の日が楽しくなる絵本5選でした。