”季節を感じる絵本【夏編】おばけ・妖怪、怖いお話の絵本|小学生の読み聞かせに(3歳,4歳,5歳からもOK!)”
本記事では、
このような方におすすめしたい、『おばけ・妖怪、怖いお話の絵本』をご紹介します。
”怖い怖い”と言いながらも目や耳を塞いだ両手の隙間からこっそり覗いてみたり、聞いていたりするものですよね〜、子どもって。
それは自分たちが幼かった頃も一緒ですよね・笑
ちなみに我が家の豚児は今現在(2019年夏)「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きです。ちなみに一番好きな妖怪は「から傘お化け(からかさ小僧)」だそうです。
今回おすすめする『おばけ・妖怪、怖い絵本』の中には、水木しげる先生の絵本も入っていますので是非ご覧ください!
小学生(低学年〜高学年まで)はもちろん、3才〜6才までの幼児でも十分に楽しめる絵本ばかりですよ!
本記事で紹介する絵本はこの11冊!
- 落語絵本 ばけものつかい|作:川端誠
- ひょうたんめん 日本のむかし話 3|文:神沢利子、絵:赤羽末吉
- ゆうれいフェルピンの話|文:アストリッド・リンドグレーン、絵:イロン・ヴィークランド、訳:石井 登志子
- ゆきむすめ|文:今江祥智、絵:赤羽末吉
- 日本昔ばなし 三まいのおふだ|再話:おざわとしお、絵 :かないだえつこ
- おばけめぐり|原作:瀬川 昌男、絵 :スズキ コージ
- めっきらもっきら どおん どん|作:長谷川 摂子、画:ふりや なな
- 小さいおばけ|作:オトフリート・プロイスラー、絵:フランツ・ヨーゼフ・トリップ、訳:はたさわゆうこ
- 鬼太郎と行く 妖怪道五十三次|著者:水木しげる
- ギャシュリークラムのちびっ子たち|著:エドワード・ゴーリー、訳:柴田 元幸
- 八月の暑さのなかで|編訳:金原 瑞人
- 1. 【おすすめ1】落語絵本 ばけものつかい
- 2. 【おすすめ2】ひょうたんめん 日本のむかし話 3
- 3. 【おすすめ3】ゆうれいフェルピンの話
- 4. 【おすすめ4】ゆきむすめ
- 5. 【おすすめ5】日本昔ばなし 三まいのおふだ
- 6. 【おすすめ6】おばけめぐり
- 7. 【おすすめ7】めっきらもっきら どおん どん
- 8. 【おすすめ8】小さいおばけ
- 9. 【おすすめ9】鬼太郎と行く 妖怪道五十三次
- 10. 【おすすめ10】ギャシュリークラムのちびっ子たち または 遠出のあとで
- 11. 【おすすめ11】八月の暑さのなかで ホラー短篇集
- 12. 【番外編 ボードゲーム】ガイスタートレッペ おばけだぞ〜 ドライ・マギア社(ドイツ)
【おすすめ1】落語絵本 ばけものつかい
こんな屋敷、もう住めない?
ばけものが出ると噂の、古い屋敷へ引っ越したご隠居さん。
噂通り、庭の障子がスーッと開いて、毎日ばけものたちが現れる。
でも、ご隠居さんは怖がるどころか、家事やら庭仕事やらとばけものたちをこき使うもんだから、みんなクタクタ。
さすがのばけものも、こんなところにもう住めない?
ひと使いの荒いご隠居さん。ばけもの使いも荒かったよう。
(出版社サイト より)
詳細
作:川端誠
出版社:クレヨンハウス
初版発行日:1994年11月01日
サイズ:24p 297×210×10㎜
読んであげるなら:
備考:全国学校図書館協議会選定図書
これを読んだ子どもの感想(我が家の)
- 一つ目小僧がベロ出しているところが面白かった!
- ごいんきょさんが驚いてる目が面白かった!
- 最後にバレたのが面白かった!(落語のオチ)
【おすすめ2】ひょうたんめん 日本のむかし話 3
「赤羽末吉の名作絵本」復刊第2弾! こわ〜い妖怪だけど憎めない! オモシロ可愛い妖怪「ひょうたんめん」のおはなし。
『なきたろう』で好評を博した赤羽末吉の復刊絵本第2弾。
今回は鹿児島県種子島に伝わる妖怪「ひょうたんめん」の民話を、『くまの子ウーフ』や『ふらいぱんじいさん』など数々の児童書で知られる神沢利子が文章化。神沢&赤羽という大型コンビによる絵本です。
種子島の妖怪「ひょうたんめん」は、塩も馬も食ってしまうという恐ろしい妖怪。
山に住み、村人に悪さをしては、困らせていました。
ある日、馬をひいて塩を買いにでかけた「おとじろうまごじろう」という村人は、帰りが遅くなってしまい、びくびくしながら家路を急いでいました。
そこへ後ろから「おーい、その塩、食わせろ〜」と呼ばわる声が!
「出た〜!!」恐れていた妖怪「ひょうたんめん」の登場で、「ひょうたんめん」と「おとじろうまごじろう」の攻防戦が始まります。
はたして最後に勝つのは…!?
ひょうたんの形をした妖怪「ひょうたんめん」が何ともユーモラス。
怖いけど可愛い「ひょうたんめん」のファンになること、間違いなしの一冊です。
※本書は、1984年・偕成社刊『ひょうたんめん』を新たに編集し、新装復刊するものです。
(出版社サイト より)
鹿児島県種子島に伝わる妖怪「ひょうたんめん」の民話。
ひょうたんの形をしたオモシロ可愛い!?脱力系お化け「ひょうたんめん」が何ともユーモラス。
山に住み、村びとに悪さをして困らせていましたが……。
詳細
文:神沢利子
絵:赤羽末吉
出版社:復刊ドットコム
初版発行日:1984年11月
サイズ:32p 247×202㎜
対象年齢:幼児から
備考:
これを読んだ子どもの感想(我が家の)
- 木に逃げた人の顔が川にうつっていて、ひょうたんめんがそこに飛び込んで、たんこぶができたところが面白かった!
- お風呂のなかで熱くなったけど、逃げられなくなったのが面白かった!
【おすすめ3】ゆうれいフェルピンの話
リンドグレーンの故郷、スウェーデンのスモーランドに伝わる民話
おばあちゃんの家にあそびに行ったわたしとおにいちゃんは、100年もの昔のゆうれいフェルピンのとてもこわい話をききます。ところがその帰り道の森のなかでわたしはフェルピンにつかまってしまうのです。
(出版社サイト より)
詳細
文:アストリッド・リンドグレーン
絵:イロン・ヴィークランド
訳:石井 登志子
出版社:岩波書店
初版発行日:1993年07月16日
サイズ:26p
対象年齢:4・5歳から
備考:
【おすすめ4】ゆきむすめ
従来の雪女のイメージとはひと味違う、創作昔話
昔、北国にたくさんいたという雪女のお話。村の男と夫婦になった雪女は、じぶんが雪女とさとられると、男を凍らせて消えてしまいます。これでは男が減るばかりと怒った村の女たちは、ぼかぼかと火を燃やし、雪女はこれに負けじと男たちを凍らせます。そんななか、ひとりのやさしい雪娘が若い男のもとへたどり着き、一目ぼれをしたふたりは雪に隠れて暮しはじめます。そこに、仲間のひとりがいないと気づいた雪女たちがやってきて……。従来の雪女のイメージとはひと味違う、創作昔話。
(出版社サイト より)
雪国に残る雪の精・雪女の伝説に材を得て、雪女と若者の悲しく美しい愛の物語を、透明感あふれる文と絵で描いた創作民話絵本。
(出版社 より)
赤羽末吉さんの描く雪女、とっても美しいです!
詳細
文:今江祥智
絵:赤羽末吉
出版社:偕成社
初版発行日:1981年11月
サイズ:40p 23×25㎝
対象年齢:5歳から
備考:
これを読んだ子どもの感想(我が家の)
- 男の人が凍ってしまったところがびっくりした!
- 火がついて、熱そうにしているところが面白かった!
【おすすめ5】日本昔ばなし 三まいのおふだ
柔軟で鋭い感性をもつ幼児から、絵画を味わい尽くした大人までが堪能できる、本格派の絵本
薪を拾いに出かけた帰り道、小僧は恐ろしい山んばにつかまってしまいます。そこで小僧は、和尚さんからもらった不思議なおふだを使い、知恵を働かせ、何とか山んばから逃げようとしますが……。
今注目の版画家、金井田英津子氏による絵が、昔話のシンプルで力強いストーリーを忠実に再現しています。後ろから追いかけてくる山んばの息づかいを感じながら、闇の中を疾走する小僧の緊張感が、見るものに迫り来る、衝撃の1冊です。
柔軟で鋭い感性をもつ幼児から、絵画を味わい尽くした大人までが堪能できる、本格派の絵本。
(出版社サイト より)
詳細
再話:おざわとしお
絵 :かないだえつこ
出版社:くもん出版
初版発行日:2007年07月
サイズ:36p A4変型判 26.3×21.5×0.9㎝
対象:幼児から
備考:
【おすすめ6】おばけめぐり
おばけのことならなんでもわかる、おばけ絵本の決定版!
二人の兄弟が怪しげなおばけの背中に乗り、次つぎに昔の妖怪や幽霊たちのいるところをめぐっていきます。こわいような、でもなんだかワクワクする”おばけめぐり”。おばけのことならなんでもわかる、おばけ絵本の決定版!
(出版社サイト より)
詳細
原作:瀬川 昌男
絵 :スズキ コージ
出版社:金の星社
初版発行日:2006年06月
サイズ:p 18.8×30.3㎝
対象年齢:幼児から
備考:
【おすすめ7】めっきらもっきら どおん どん
へんてこな世界に迷い込んだ、少年の運命は?
かんたがお宮にある大きな木の根っこの穴から落ちて訪れた国は、何ともへんてこな世界でした。そこの住人”もんもんぴゃっこ””しっかかもっかか””おたからまんちん”とかんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回ります。けれどもすでに夜。遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたが、「おかあさん」と叫ぶと……躍動することばと絵が子どもたちを存分に楽しませてくれるファンタジーの絵本です。
(出版社サイト より)
詳細
作:長谷川 摂子
画:ふりや なな
出版社:福音館書店
初版発行日:1990年03月15日
サイズ:32p 20×27㎝
読んであげるなら:3才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:こどものとも絵本 シリーズ
【おすすめ8】小さいおばけ
著名な作家が描く楽しい物語
古いお城で静かにくらしていた小さいおばけ。ある日、昼の世界を見たいという願いがかなって昼間に目を覚まし、早速外へ。ところが、日の光をあびたとたん、まっ白だった体がまっ黒になったうえに、道にまよってしまって、さあたいへん! 小さいおばけは、夜おばけにもどれるでしょうか? 著名な作家が描く楽しい物語。原書の絵をすべて収録。
(出版社サイト より)
詳細
作:オトフリート・プロイスラー
絵:フランツ・ヨーゼフ・トリップ
訳:はたさわゆうこ
出版社:徳間書店
初版発行日:2003年07月28日
サイズ:192p A5
対象年齢:小学校低中学年〜
備考:
【おすすめ9】鬼太郎と行く 妖怪道五十三次
日本橋から京橋まで 東海道は妖怪だらけ
歌川広重×水木しげる 200年の時を越えたコラボレーション!!
歌川広重の「東海道五十三次」の世界を鬼太郎ファミリーが旅をする。
300の妖怪が次々に登場する全55枚の絵物語。
見ただけではわからない妖怪絵師水木しげるの工夫の解説や、妖怪の面白うんちくなど満載。
(出版社 より)
詳細
著者:水木しげる
出版社:株式会社やのまん
初版発行日:2008年4月25日
サイズ:128p A4判変型
対象年齢:大人向け
備考:
【おすすめ10】ギャシュリークラムのちびっ子たち または 遠出のあとで
子どもたちが恐ろしい運命に出会うさまを、アルファベットの走馬灯にのせて描いた代表作
大人のための絵本作家として世界的カルト・アーティストであるエドワード・ゴーリー。子どもたちが恐ろしい運命に出会うさまを、アルファベットの走馬灯にのせて描いた代表作。
(出版社サイト より)
詳細
著:エドワード・ゴーリー
訳:柴田 元幸
出版社:河出書房新社
初版発行日:2000年10月27日
サイズ:64p B6変形
対象年齢:大人向け
備考:日本図書館協会選定図書
著者紹介
著者:エドワード・ゴーリー
1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。
おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。
(出版社サイト より)
【おすすめ11】八月の暑さのなかで ホラー短篇集
E.A.ポーからロアルド・ダールまで、訳者自らが選んだ、怖くてクールーな英米ホラー短編13本。全編新訳。
英米ホラー小説に精通した訳者自らが編んだアンソロジー。E.A.ポー、サキ、ロード・ダンセイニ、フレドリック・ブラウン、そしてロアルド・ダールなど、短編の名手たちによる怖くてクールな13話。全編新訳。
(出版社サイト より)
詳細
編訳:金原 瑞人
出版社:岩波書店
初版発行日:2010年07月14日
サイズ:254p 文庫サイズ
対象年齢:中学生から
備考:岩波少年文庫602
【番外編 ボードゲーム】ガイスタートレッペ おばけだぞ〜 ドライ・マギア社(ドイツ)
小さな子どもでも遊べる、シンプルなルールのすごろくゲーム
途中、おばけに変身!することが単純に面白いです。
全員がおばけに変身してからがエキサイティング!
どれが自分のおばけだか分からなくなってしまい、ゴールするまで誰が勝ったか分からないのです。
おとなも盛り上がります。
2004年ドイツ年間子どもゲーム大賞受賞作
詳細
メーカー:ドライ・マギア社(ドイツ)
初版発売日:2003年
対象年齢:4歳〜
人数:2〜4人
時間:10〜15分
備考:2004年ドイツ年間子どもゲーム大賞受賞
【まとめ】
いかがでしたか?
涼しくなっていただけたでしょうか?
今回は、夏に読みたいおすすめの「おばけ・妖怪、怖いお話」をテーマにした絵本をとりあげてみました。
怖い絵本を読んで、涼しく猛暑を乗りきってくださいね。
日々の読み聞かせの参考にしていただけると幸いです。あなたのお気に入りのものが見つかると嬉しいです。
以上、季節を感じる絵本【夏編】おばけ・妖怪、怖いお話の絵本11選でした。
本記事で紹介する絵本はこの11冊!
- 落語絵本 ばけものつかい|作:川端誠
- ひょうたんめん 日本のむかし話 3|文:神沢利子、絵:赤羽末吉
- ゆうれいフェルピンの話|文:アストリッド・リンドグレーン、絵:イロン・ヴィークランド、訳:石井 登志子
- ゆきむすめ|文:今江祥智、絵:赤羽末吉
- 日本昔ばなし 三まいのおふだ|再話:おざわとしお、絵 :かないだえつこ
- おばけめぐり|原作:瀬川 昌男、絵 :スズキ コージ
- めっきらもっきら どおん どん|作:長谷川 摂子、画:ふりや なな
- 小さいおばけ|作:オトフリート・プロイスラー、絵:フランツ・ヨーゼフ・トリップ、訳:はたさわゆうこ
- 鬼太郎と行く 妖怪道五十三次|著者:水木しげる
- ギャシュリークラムのちびっ子たち|著:エドワード・ゴーリー、訳:柴田 元幸
- 八月の暑さのなかで|編訳:金原 瑞人