”季節を感じる絵本【春編】春の訪れを感じる絵本”
本記事は、
「季節を感じる絵本を読み聞かせしたい!」
「3歳、4歳、5歳からでも楽しめる絵本はある?」
このような方におすすめな内容となっています!
春が待ち遠しいですね〜
はやく春が来てほしいのは、人間だけではなく、植物や動物も同じです。
みんな春の訪れを待ちわびています。
今回は、そんな春のめざめや訪れを感じるおすすめ絵本を集めてみました。
待ち遠しい春に、お子さんと季節を感じながら読んでみてくださいね!
本記事で紹介する絵本はこの11冊!
- ふしぎなたけのこ|さく:松野正子、え:瀬川康男
- はなを くんくん|ぶん:ルース・クラウス、え:マーク・シーモント、やく:きじま はじめ
- 根っこの こどもたち 目をさます|え:シビレ・フォン・オルファース、ぶん:ヘレン・ディーン・フィッシュ、やく・へん:いしい ももこ
- ふわふわしっぽと小さな金のくつ|作:デュ・ボウズ・ヘイワード、絵:マージョリー・フラック、訳:羽島葉子
- いちご|作者:新宮 晋
- くんちゃん と にじ|さく:ドロシー・マリノ、え :ドロシー・マリノ、やく:まさき るりこ
- ふゆめ がっしょうだん|写真:冨成 忠夫 茂木 透、文 :長 新太
- 庭にたねをまこう!|文:ジョーン・G・ロビンソン、絵:ジョーン・G・ロビンソン、訳:こみや ゆう
- たんぽぽ|ぶん:平山 和子、え :平山 和子
- よもぎだんご|さく:さとう わきこ
- たのしいムーミン一家 復刻版|作:トーベ=ヤンソン、絵:トーベ=ヤンソン、訳:山室 静香
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【おすすめ1】ふしぎなたけのこ
『ふしぎなたけのこ』のおすすめポイント
- 絵巻のよう
横長の和風の絵が絵巻物を思わせます。着物の絵柄や色合いも美しく、迫力のあるダイナミックな絵です。 - 昔話風
良質な昔話風のファンタジーを感じる創作物語。構成がしっかりとしていて勢いのあるお話です。
ぐんぐん伸びたたけのこの不思議なお話
山奥の村に住む男の子たろが、たけのこを掘りに行くと、上着を掛けておいたたけのこが突然伸びはじめました。たろがとびつくと、たけのこはたろをのせたままぐんぐん伸びて、雲より高くなります。村の人たちは、たろを助けるために、たけのこを切り倒し、倒れたたけのこをたどっていきました。するとたろが倒れていたそばには初めて見る海が……。絵巻のように展開する創作物語絵本。
(出版社サイト より)
たけのこがたろをのせたまま、ぐんぐんぐんぐんのびだして……。テンポの速い構成のしっかりした物語と流れるような横長の絵が、絵巻物を思わせます。
(出版社 より)
「お話が本当だと思える時期を大切にしてほしい」この作品にはそんな松野さんの想いが込められています。
(出版社からのコメント 抜粋)
詳細
さく:松野正子
え:瀬川康男
出版社:福音館書店
初版発行日:1966年09月01日
サイズ:28p 20×27㎝
読んであげるなら:4才から
しぶんでよむなら:小学低学年から
備考:全国学校図書館協議会選定「必読図書」
世界絵本原画展グランプリ受賞
【おすすめ2】はなを くんくん
『はなを くんくん』のおすすめポイント
- モノクロ
やわらかいタッチでシンプルな絵の白黒の絵本です。それだけに、最後のページの黄色い花が効果的で印象に残ります。 - 繰り返し
繰り返しのフレーズが心地よく響きます。詩のような文章でやさしく語りかけてくれます。
季節の訪れの目覚めと喜びをやさしく描く
冬の森の中、雪の下で動物たちは冬眠をしています。野ねずみも、くまも、小さなかたつむりも……。でも、とつぜんみんなは目をさましました。はなをくんくんさせています。みんなははなをくんくんさせながら、雪の中をかけていきます。みんなとまって、笑って、踊りだしました。「ゆきのなかにおはながひとつさいてるぞ!」 やわらかいタッチの美しい絵と、詩のような文で、自然の摂理と喜びをやさしく子どもに語りかけます。
(出版社サイト より)
詳細
ぶん:ルース・クラウス
え:マーク・シーモント
やく:きじま はじめ
出版社:福音館書店
初版発行日:1967年03月20日
サイズ:32p 31×22㎝
読んであげるなら:3才から
じぶんで読むなら:小学低学年から
備考:世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定
厚生省中央児童福祉審議会推薦
大阪市立中央図書館選定
【おすすめ3】根っこの こどもたち 目をさます
『根っこの こどもたち 目をさます』のおすすめポイント
- 擬人化
擬人化された、土のお母さんや根っこのこどもたち。地面の下で春の準備をする様子がファンタジックに描かれています。虫や草花好きのお子さんにもおすすめです。 - 季節の移ろい
季節の移り変わりや春の訪れがとても丁寧に描写されています。自然の豊かさや美しさを感じる絵本です。 - メルヘン
オルファースの絵がメルヘンチックでとても素敵です。
ドイツの古典的な絵本
春が近づいてくるころ、地面の下では、土のお母さんが、根っこのこどもたちを起こしてまわります。根っこの女の子も男の子も、春に着る服を縫ったり、虫たちを起こして洗ってやったり、それぞれ春の準備。そして、何もかもが整ったときに、春がやってくるのです。
(出版社サイト より)
春を迎えようとしている大地のなかでは、根っこの子どもたちが目をさまします。根っこの女の子は、やがて地上へ出ていくための、色とりどりの花を縫っています。男の子たちは、地中で眠っていた虫たちを起こし、地上へでるためのおめかしをしてやります。そして、春がきました。根っこの子どもたちは、一列になって地上へ出ていくのです。
(出版社 より)
石井桃子さんの訳が美しく、日本語の響きが心地いいですよ。
詳細
え:シビレ・フォン・オルファース
ぶん:ヘレン・ディーン・フィッシュ
やく・へん:いしい ももこ
出版社:童話館出版
初版発行日:2003年3月10日
サイズ:24p 29×22㎝
対象年令:およそ5才から
備考:
【おすすめ4】ふわふわしっぽと小さな金のくつ
著者が娘ジェニファーのために書いたお話
イースターは、キリスト教を信奉する国々で、もっとも大事なお祭りのひとつ。キリストが死後3日目に復活したことを記念し、また、春のおとずれに感謝するお祝いです。イースターの祝日は、春分の日のあとの満月のつぎにくる日曜日。だから、その年によって日付がちがいます。ちなみに2001年は4月15日です。イースターに欠かせないのが、このお話の主人公にもなっているイースター・バニー。幸運をよぶ卵を配るうさぎです。うさぎは、春になるとたくさん子どもを産むので、生命や多産の象徴、卵は復活の象徴といわれています。この日は、ゆで卵にきれいに絵を描いてプレゼントしたり、うさぎの形をしたチョコレートやキャンディーを食べたりして、楽しく過ごします。
(出版社 より)
詳細
作:デュ・ボウズ・ヘイワード
絵:マージョリー・フラック
訳:羽島葉子
出版社:パルコ出版
初版発行日:1993年7月30日
サイズ:46p 277×230㎜
対象年齢:小学校低中学年〜
備考:厚生省中央児童福祉審議会
平成5年度推薦文化財(小学校 中学校向き)
日本図書館協会選定図書
【おすすめ5】いちご
宇宙が感じられる……。いちごの一生を描いた哲学的な絵本
世界的な造形作家が初めて世に問う、いちご讃歌の絵本です。「未知の世界の発見という、絵本本来の役割が鮮やかに成就した」今江祥智氏評。
(出版社サイト より)
私はいちごが大好きです。いちごは一口で食べられるほど小さいけれど 大きな自然から生まれました。甘さも美しさも そしてきびしさも その中にあるのです。私が今まで訪ねたどの国でも おいしそうにいちごを食べている人たちを見かけました。この本をあの人たちにおくります。
(作者 まえがきより)
詳細
作者:新宮 晋
出版社:文化出版局
初版発行日:1975年5月1日
サイズ:40p A4変型
対象年齢:幼児から
備考:
著者紹介
作者:新宮 晋
この本の作者の新宮晋さんは自然エネルギーで動く彫刻を作る芸術家として国際的に知られています。彼の作る彫刻は役に立たない水車のように水がたまった重みで好き勝手に回ったり 飛べない飛行機のように風の中ではばたいたり 航海にはむかない舟のように水をたたいて 音楽を演奏したりします。雨や風や太陽などの自然の変化にいつも応じつづけるものを作ろうとしているのです。
【おすすめ6】くんちゃん と にじ
好奇心旺盛なこぐまのくんちゃんシリーズ
ある春の日の雨上がり、空に大きな虹がかかりました。ことりから「にじのねもとにはきんのつまったつぼがうまっている」という話を聞いたくんちゃんは、つぼを片手に虹の根元をめざしてかけだします。道々、うさぎやりすに虹の根元はどこかたずねながら行きますが皆「それは ただのおとぎ話だよ」とくんちゃんに言います。それでもくんちゃんは虹を追い続け、とうとう「きん」を発見します。それは、皆を笑顔にする、とっておきの「きん」でした。
(出版社サイト より)
詳細
さく:ドロシー・マリノ
え :ドロシー・マリノ
やく:まさき るりこ
出版社:ペンギン社
初版発行日:1984年
サイズ:36p 25.8㎝×19.0㎝
対象年齢の目安:読んであげるなら3歳から
備考:
【おすすめ7】ふゆめ がっしょうだん
木の冬芽たちが歌う春を待つ歌の写真絵本
「みんなは みんなは きのめだよ」と合唱団が歌います。春を待ちわびるように「パッパッパッパッ」と、木の芽たちが個性的な顔で歌います。冬の公園や雑木林で、木の芽を見てみると動物や帽子をかぶった子どもの顔のように見えます。目や口に見えるところは、おにぐるみ、えのき、ねむのき、くわなどの落葉した葉の柄がついていた跡です。木の芽の冬姿を拡大して撮影した愉快な写真絵本です。
(出版社サイト より)
詳細
写真:冨成 忠夫 茂木 透
文 :長 新太
出版社:福音館書店
初版発行日:1990年01月31日
サイズ:28p 26×24㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:かがくのとも絵本
【おすすめ8】庭にたねをまこう!
春の日差しに誘われて、子どもたちが土をたがやし、種をまきます。花や野菜を育てる喜びをいきいきと描く。
明るい日差しに誘われて庭へとびだした子どもたちは、庭師のおじさんに導かれながら、落葉をどけ、土をたがやし、種をまきます。水やりや草ぬきも遊びのうち。虫や鳥もやってきます。夏にはパーティーをひらきましょう。戸外での発見、花や野菜を育てるよろこびをいきいきと描いた絵本。『クリスマスってなあに?』の姉妹編。
(出版社サイト より)
詳細
文:ジョーン・G・ロビンソン
絵:ジョーン・G・ロビンソン
訳:こみや ゆう
出版社:岩波書店
初版発行日:2013年03月08日
サイズ:44p B5変
対象年齢:幼児、 小学1・2年から
備考:
【おすすめ9】たんぽぽ
身近なたんぽぽの不思議を見事に描き出す
たんぽぽを知っていますか? 冬の間、葉を低くして地面にひろげていたたんぽぽは、暖かくなると新しい葉を出して立ち上がります。根を掘ってみると、その長さに驚きます。花をよく見ると小さな花の集まりです。この花のひとつずつに実ができて綿毛になります。身近な植物の生態のふしぎさ、そのたくましさを、長年にわたる観察と写生をもとに見事に描きます。実物大に描かれた根や1つずつの小さな花は圧巻です。
(出版社サイト より)
詳細
ぶん:平山 和子
え :平山 和子
監修:北村 四郎
出版社:福音館書店
初版発行日:1976年04月01日
サイズ:24p 26×24㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:かがくのとも絵本
【おすすめ10】よもぎだんご
『よもぎだんご』のおすすめポイント
- 春の味覚
よもぎ、なずな、つくし、せり、のびるなど春の野草がたくさんでてきます。 - よもぎだんごづくり
ばばばあちゃんと子どもたちが、よもぎだんごを作る過程がたのしく描かれています。よもぎを探して作ってみたくなります。
ばばばあちゃん直伝の野草よもぎのお料理
春に咲く野草、よもぎ、なずな、つくし、せりなどが、どんな場所に生息しているのか、どうやって見つけるのか、ばばばあちゃんが教えてくれます。そうしてとってきた野草は、茹でたり水にさらして下処理が大切です。よもぎも下茹でを忘れずにして、細かく切ってすりつぶし、白玉粉などと混ぜてよもぎだんごを作ります。たくさん作ったよもぎだんごにきな粉やあんこをつけて、さぁいただきます!
(出版社サイト より)
詳細
さく:さとう わきこ
出版社:福音館書店
初版発行日:1989年03月15日
サイズ:28p 26×24㎝
読んであげるなら:4才から
自分で読むなら :小学低学年から
備考:ばばばあちゃんの絵本 シリーズ
【おすすめ11】たのしいムーミン一家 復刻版
フィンランドのアンデルセン賞受賞作家、トーベ・ヤンソンが描く、詩情あふれるファンタジー。
ムーミントロールたちは、ある春の日、魔物の黒いぼうしをひろいました。ぼうしによって、雲にのったり、家がジャングルになったり、ムーミントロールがおかしな姿になったりします。ニョロニョロたちも、大活躍します。
(出版社サイト より)
漫画家羽海野チカ氏、おすすめの1冊!
「あなたに良く似た誰かが暮らしている 遠い海と森と谷のお話し」
長きにわたり、多くの国で愛され続けている、ムーミンの世界。
ムーミン童話を日本で1964年から出版し続けてきた講談社が、ムーミン出版70周年に復刻する、『たのしいムーミン一家』1965(昭和40)年版!
1965年に日本で初めて単独の本として出版されたのが、この『たのしいムーミン一家』です。
一目で世界観が分かる美しい装幀、昔ながらの函入り。
スナフキンが持っていたのは「よこぶえ」など、当時の表記も再現!
復刻版ならではのふろくとして、表紙ポストカード、かつて出版されたムーミン童話が一覧となっている「ムーミン童話日本出版50年のあゆみ」も封入。
少し小型化したので、本棚にも収まりがよくなり、ギフトにも最適です。
(出版社サイト より)
詳細
作:トーベ=ヤンソン
絵:トーベ=ヤンソン
訳:山室 静香
出版社:講談社
初版発行日:2015年07月30日
サイズ:282p 20㎝
対象年齢:小学中高学年くらい〜
備考:
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は、春の訪れを感じる絵本をとりあげてみました。
日々の読み聞かせの参考にしていただけると幸いです。あなたのお気に入りのものが見つかると嬉しいです。
以上、季節を感じる絵本【春編】春の訪れを感じる絵本11選でした。
本記事で紹介した絵本はこの11冊!
- ふしぎなたけのこ|さく:松野正子、え:瀬川康男
- はなを くんくん|ぶん:ルース・クラウス、え:マーク・シーモント、やく:きじま はじめ
- 根っこの こどもたち 目をさます|え:シビレ・フォン・オルファース、ぶん:ヘレン・ディーン・フィッシュ、やく・へん:いしい ももこ
- ふわふわしっぽと小さな金のくつ|作:デュ・ボウズ・ヘイワード、絵:マージョリー・フラック、訳:羽島葉子
- いちご|作者:新宮 晋
- くんちゃん と にじ|さく:ドロシー・マリノ、え :ドロシー・マリノ、やく:まさき るりこ
- ふゆめ がっしょうだん|写真:冨成 忠夫 茂木 透、文 :長 新太
- 庭にたねをまこう!|文:ジョーン・G・ロビンソン、絵:ジョーン・G・ロビンソン、訳:こみや ゆう
- たんぽぽ|ぶん:平山 和子、え :平山 和子
- よもぎだんご|さく:さとう わきこ
- たのしいムーミン一家 復刻版|作:トーベ=ヤンソン、絵:トーベ=ヤンソン、訳:山室 静香